安心・安全な環境でたくさんのトライ&エラーを
ここ数日、フェルデンクライス・メソッドの仲間とオンライン・レッスンについての勉強会を繰り返しました。スタートにあたって仲間が思い出させてくれたのは、トレーナーであるEilat Almagor先生の言葉、「探索できる、安心できる環境での失敗をたくさんしなさい」でした。
どんなヘマをやらかしても、どんなにおかしなことをしても、このメンバーならOK!という環境のもと、好奇心の赴くままにツールをいじったり(「これ何?」「うわっ、こんなの出た!どうにかして~」等々)、アングルの研究をしたり……。
はてな?と笑いに満ちたトライ&エラーのおかげで、オンラインと対面、それぞれのレッスンのいいところが見えてきたような気がします。
フェルデンクライス・メソッドでは、「何か特定の動きや形ができたから褒められる」ということはほとんどありません。レッスンは、実験室のようなもの。あれやこれやいろいろなことを試していく「からだ遊び」の場です。
心地よい、小さな動きから、脳と身体は新しいパターンを学んでいきます。
<失敗>と思えることも、次の学びへのひとつの糧。
いかに楽しく、たくさんのトライ&エラーをしていただくか ―― うごき探検隊では、「やってみたい」「やってみよう」と思える安心・安全な場をつくることを大事にしながら、レッスンを行っています。
(こばやし・記)
ある日の私たちのトライ&エラーの図です